魔女の宅急便で高山みなみが一人二役を演じたのはなぜ?ウルスラはキキの未来?

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ジブリ作品のなかでも名高い作品の1つである映画「魔女の宅急便」。

アニメ「名探偵コナン」でおなじみの高山みなみさんが、主役キキの声優として出演していることでも有名ですよね。

しかもトンボ役は、名探偵コナンでおなじみの山口勝平さん!ほかには戸田恵子さんに佐久間レイさん、山寺宏一さんなど数多くのレジェンド声優たちが登場します!

そんな高山みなみさんですが、映画「魔女の宅急便」ではキキとウルスラの二役を担当しています。

なぜ高山みなみさん一人の声優が二役を務めたのか、その理由が気になりますよね。

映画「魔女の宅急便」で高山みなみが一人二役を演じているのはなぜ?理由は?

一人二役は、キキとウルスラの正体が関係している?

今回は映画「魔女の宅急便」で高山みなみさんが一人で二役を演じたのはなぜか、その理由を解説します。

魔女の宅急便ロマンアルバムに記載されている内容を元に執筆しましたので、ぜひ参考にしてください。

\魔女の宅急便の裏話が盛り沢山!/

魔女の宅急便で高山みなみが一人で二役を演じたのはなぜ?

映画「魔女の宅急便」で高山みなみさんが一人で二役を演じた理由は、収録までにキキ役を担当する子役が決まらなかったためです。

他キャラクターの録音を進める際、キキ役として急遽代役を務めた高山みなみさんが抜擢される形となりました。

 

高山みなみはウルスラの声優として決まっていた

元々、高山みなみさんはウルスラの声優として決まっていました。

今でこそアニメ「名探偵コナン」などでおなじみの高山みなみさんですが、この時期はまだデビューから2年程度。

当時はまだアニメ「ミスター味っ子」で主演を務めたばかりの新人声優さんです。

それまでは「もっと女の子らしく」と指摘されることが多かったそうで、ちょうどアニメの少年役声優としてシフトしたタイミングでした。

そんな中、無事ウルスラ役の声優として大抜擢!

こうして、高山みなみさんが一躍有名な声優さんとして登場する第一歩を踏み出したのです。

ウルスラの声は、なんとなく名探偵コナンと似てますよね。

その一方で、キキ役を担当する子役だけは見つかっていませんでした。

ジブリ作品の少年・少女役は、だいたい子役が担当していますもんね!キキも元々は、子役に声優を務めてもらう予定だったようです。

とはいえ、収録日程は事前に決められているため、スケジュール通りに進めなければなりません。

 

高山みなみが急遽キキ役を担当

キキ役不在のまま、アフレコを進める映画「魔女の宅急便」の声優陣。

声優さんの相手役として、急遽キキ役を担当したのが高山みなみさんです。

ウルスラの出番は終盤だけであり、出番が少ないからという理由で、とりあえず仮でキキの声優として務めました。

 

キキ役を担当する子役探しを断念

キキの声優を務めるいい子役が見つからないため、宮崎駿監督はいよいよ断念。

仕方なく、キキ役を担当するプロの声優さんを探そうとします。

 

みんなの推薦を受け高山みなみがキキ役にも抜擢

キキ役を担当する声優さんを探そうとする宮崎駿監督に対して、声優陣みんなで「高山みなみさんが良い」と彼女を推薦します。

これによって、高山みなみさんはキキ役としても出演することが決まりました。

高山みなみさんははじめ「こんな大役は務められない」と断ったそうですが、「責任を取るのは僕だから安心して」と宮崎駿監督が後押しした話は有名な話ですよね。

それにしても、キキとウルスラをしっかり演じ分けている高山みなみさんが、本当にすごいです!

作品終盤のキキとウルスラのやり取りは、セリフを全部覚えて録音に臨んだそうですよ。

それにしても同一人物が二役を演じているとは、とうてい思えない出来ですよね。

あまりにも上手いので「声優変わった?」と度々話題になるほどです。

私もはじめ、高山みなみさんが一人二役で出演しているとは思いもしませんでした。エンドロールでびっくりした人も多いのでは?!

 

高山みなみが一人二役を演じた理由!ウルスラはキキの未来?

高山みなみさんが映画「魔女の宅急便」で一人二役で出演した理由として、ウルスラがキキの未来であることも関係しているでしょう。

先述したとおり、高山みなみさんが一人二役として出演した理由は、キキ役を担当するいい子役が見つからなかったためです。

ただ、声優陣の推薦で宮崎駿監督が首を縦に振った理由は、「ウルスラがキキの未来」であるからともいえます。

 

ウルスラはキキの未来?

映画「魔女の宅急便」で登場する絵描きの少女ウルスラは、キキの未来であるといわれています。

ウルスラだけでなく、おソノさんやキキのお母さん(コキリ)、そしてケーキを焼いてくれたおばあさんなど、映画「魔女の宅急便」で登場する女性陣はみんなキキの未来の姿をあらわしています。

ここでいう「1人の女性」とは「キキ」のことを指していますね。

とくに、ウルスラはキキと一番年が近い存在。

キキが壁にぶち当たったとき、ウルスラの的確な助言でキキは魔法の力を取り戻します。

ウルスラの言葉は、大人になっても響くものがありますよね。

未来の自分が過去の自分に助言していると考えると、感慨深いものがあります。

ジブリの映画作品は、やっぱり奥が深いです!

 

ウルスラの名前は作品中で一度も登場しない

ウルスラがキキの未来の姿であることの理由として、作品中でウルスラの名前が一度も登場しないことからも納得できるでしょう。

「ウルスラ」という名前が記載されているのは、エンディングのみ。

作品中では、誰も彼女の名前を呼びません。

これは「ウルスラがキキの未来の姿」であることを伝えたかったための、あえての演出だったのではないかと考えられます。

そんな意図がある中で、高山みなみさんが一人二役を演じられたと考えると、感心しますよね。

 

魔女の宅急便ウルスラは魔女?

映画「魔女の宅急便」に登場する絵描きの少女ウルスラは、「もしかしたら魔女なのではないか」と宮崎駿監督が言及しています。

宮崎駿監督いわく「あの絵描きのお姉さんも魔女だと思うんですよ。カラスをたぶらかして絵を描く。次にはキキもたぶらかして『あんたは美人だよ』とか、いろんなことを言ってね……。そういうところを持っている人を出したかったんですよね」とのこと…。

引用:金曜ロードショーシネマクラブ

魔女かどうか定かではありませんが、その可能性は十分にありそうです。

魔女であるかどうかは、見た人に判断を委ねるということですね。

 

まとめ

今回は、映画「魔女の宅急便」で高山みなみさんが一人二役を演じたのはなぜか、その理由を解説しました。

アニメ「名探偵コナン」でおなじみの高山みなみさんが一人二役を演じた主な理由は、収録日までにキキ役にぴったりの子役が決まらなかったためです。

急遽仮でキキ役を担当した高山みなみさんが声優陣みんなからの推薦を受けて、宮崎駿監督の後押しの末、キキ役に抜擢されました。

みんなの推薦を受け入れた宮崎駿監督ですが、その理由としてウルスラがキキの未来であることも関係しているといえるでしょう。

やはり奥が深いジブリ作品、裏話を知るとまた一段と作品の良さが際立ちます。

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